ヒト感染性鳥インフルエンザA/H7N9 広東省での報告相次ぐ
広東省では、12月に入ってから6例の感染報告があります。
以下新しい感染者の報告内容です。
1)梁さん 男性 62歳 陽江市江城区:発症日不明。
2)欧さん 男性 38歳 深圳市龍岗区南岭村
【来歴】
12月9日に発熱、咳嗽などの症状が出現し、村の診療所で受診。
12月12日に南湾人民病院の救急外来へ。12日と16日に咽頭スワブにより検体を採取 し検査した所、インフルエンザA型は陰性であった。
12月17日に患者の肺胞洗浄液からH7N9鳥インフルエンザウイルスが検出される。
12月18日に広東省CDCでも結果が一致し、確定診断された。
患者は深圳市第三人民病院へ入院中。
広東省では、深圳1例、恵州1例、東莞2例,陽江2例の計6例が新たに報告されている。
【2013.12.20 南方都市】
H7N9が徐々に感染者数を増やしている一方で、新しいヒト感染性鳥インフルエンザも報告されています。
江西省で世界で初めてヒト感染性のH10N8の死亡例が報告される。
香港衛生局は、17日夜に江西省でヒト感染性鳥インフルエンザA/H10N8の死亡症例を報告した。
死亡者は江西省 73歳の女性で長期に渡って慢性疾患の治療を受けていたことで、免疫力が弱っていたため、11月30日に入院して治療を受けていた。しかし、12月6日に死亡が報告されている。
患者は生鳥市場を訪れており、家族などの接触者が医学的観察措置に置かれているが、これまでのところ以上は見られていない。
【2013.12.18 17:55 観察者】