H7N9鳥インフルエンザ  information
新潟大学国際保健学教室では、H7N9の様々な情報のrumor surveillanceを行っております。
ALL JAPANで備える」の信条の下、当ブログを通じて皆様に情報がご提供できればと思います

H7N9感染者速報 vol.8

新たに感染者の報道がありました。

 

1.患者:王(女)  60歳

 来歴:4月17日に発病

 

2.患者:俞(女)  50歳

 来歴:4月18日に発病

                         浙江衛生局 2013‐4‐25】

 

この2例については詳しい情報がなく、今わかっている情報は以上の通りです。

 

いずれも重症化してから病院に搬送された可能性が高く、その原因は中国では救急車を呼ぶのは自己負担となります。現地では感染拡大の阻止を図るため、インフルエンザ様症状が出たり、肺炎や高熱がある場合に必ず病院に行くことを指示しており、また救急車を呼ばなければならないケースでは費用を市が負担するなどの措置が取られる予定です。

 

オセルタミビルなどのNA阻害薬も中国では高価な治療薬に入ります。

 

診察や治療に必要な費用を心配して、なかなか病院へ行けないという感染者の例が他にもあるかもしれません。