H7N9鳥インフルエンザ  information
新潟大学国際保健学教室では、H7N9の様々な情報のrumor surveillanceを行っております。
ALL JAPANで備える」の信条の下、当ブログを通じて皆様に情報がご提供できればと思います

H7N9感染者速報 vol.19

江西省で新たな感染症例報告がありました。

 

患者: 劉(女) 79歳 農民 南昌県

来歴: 

家庭内で鷄・アヒルなどの家禽類を放し飼いにしていた。

5月3日 午前 眩暈、発熱、脱力感などの症状が出現したため、村衛生室へ外来へ。

     夜  ある企業の病院へ入院することとなり、治療を受ける。

   6日 南昌市の病院へ入院し治療を受ける。

   7日 江西省疾病予防コントロールセンターでH7N9ウィルス核酸陽性と報告。

       省衛生庁専門チームが患者の臨床表現、実験室検査と疫学的調査結果など

                から、ヒト感染性鳥インフルエンザだと確定診断。

容体は安定しており、入院治療を受けている。

調査の結果、密接な接触者は11人おり、医学的観察措置にあるが、異常は発見されていない。

 

                         【江西省衛生庁 2013-5-7 】

この報告により、感染症例累計:130(当教室調べ:131例)、うち死亡31例となっております。死亡例については、詳しい内容が報道されておらず、人数しか分かっておりません。