ヒト感染性H7N9鳥インフルエンザ 死亡症例よりも退院症例の報道が多くなってきている
ここ数日、新しい発症例の報告がありません。
感染が抑えられて本当に発症者がいないのか、公表していないだけなのかは定かではありません。また、ゴールデンウィーク中にあった浙江省、安徽省の死亡症例も、場所だけで具体的な報道はありません。
一方で退院者の報道が目立つようになってきました。
福建省では、福建省で一番最初の発症者が退院したと報道がありました。
患者:羅/罗(男) 65歳 福建省龍岩市永定県高陂鎮
来歴:
4月18日に反復咳嗽がある。また、活動後に胸悶があり、低熱が出現。
4月26日に省専門チームがヒト感染性H7N9鳥インフルエンザと確定診断。
5月10日退院。
【東南ネット 2013-5-10 10:49】
感染症例や死亡者を報道するよりも、退院者について報道したほうが、社会不安が軽減されるということで、退院までの簡単な経緯を紹介するものが多くなってきております。
オセルタミビル耐性ウィルスの存在も最近では報道されることがなく、5月8日には『Emerging Microbes&Infections』に上海公衆衛生臨床センターの劉旭輝医師らが『Poor responses to oseltamivir treatment in a patient with influenza A(H7N9) virus infection』というレポートを報告下にも関わらず大きく取り上げられることもありませんでした。