北京での2例目の確定診断症例のその後の経過の様子
5月30日、地壇病院からの報告では、北京市の第2例となるヒト感染性H7N9鳥インフルエンザの確定診断症例の患児、徐君は1回目の咽頭スワブによる検査が陰性であった。
主治医は、連続して2回陰性が出たら退院の基準を満たすと紹介している。もし何事もなければ、病院はこの患児を来週の月曜に退院させるよう手続きを進めている。
徐君の身体の状況は継続して良好であり、体温は正常となっている。病室では元気にしている様子が報告されており、臨床症状が特になかったため、投薬をすることはなかった。
感染二科の病室主任の陳志海によれば、患児の状態が非常に良く、入院後はルーチン検査以外の全身の検査を行ったが、今は毎日患児の体温を測って記録することが主な仕事となっているということである。
この2例目の症例では、徐君は発病後1週間でもオセルタミビルなどの薬物を使用しておらず、扁桃腺炎の治療を行ったのみであった。また最終体温と身体状況も同様に正常に回復している。この点について、陳志海は、H7N9のようなウィルス感染でオセルタミビルはウィルスの作用を抑えるのが主な効果で後は自然治癒力で回復すると説明している。今の所、患児の心肺等の機能は損傷を受けておらず、各項目の検査結果は好中球の数がやや高かった以外は正常で、これについては体内にまだ残っているウイルスに関係があると考えられる。
【新華ネット 2013-5-31 8:02】
今回のこの症例は発症から回復までが非常に速かったのが特徴でした。
5月21日に発症してから、23日に回復ということでした。
今のところは131例の確定診断症例が報告されており、37名が死亡、76名が回復となっているので、まだ18例は入院治療を受けている計算になります。