H7N9鳥インフルエンザ  information
新潟大学国際保健学教室では、H7N9の様々な情報のrumor surveillanceを行っております。
ALL JAPANで備える」の信条の下、当ブログを通じて皆様に情報がご提供できればと思います

広西省ではH7N9鳥インフルエンザのモニタリングを持続している

広東省でのヒト感染性H7N9鳥インフルエンザの確定診断症例を受けて、広西省衛生部門は継続してH7N9鳥インフルエンザについてのモニタリングとサーベイランスを行っていくと宣言した。

 

広西省では3月に中国国内で初めてヒト感染性H7N9鳥インフルエンザの確定診断症例が報告されてから絶えず監視作業を行ってきた。

 

監視作業を行っている範囲は発熱外来、普通外来、救急外来、入院について関係する医療従事者だけにのみならず、ヒト感染性H7N9鳥インフルエンザと疑われる症例(発熱、咳嗽・筋肉痛、全身不快感など)が出た家禽と接触歴のある者、鶏肉加工業者、屠殺業者、販売業者、輸送業者の従業員すべてに至っている。

 

今の所では、ヒト感染性H7N9鳥インフルエンザは散発例のみであり、過剰に反応する必要はないが、警戒を継続するのは意味のあることだと自治区衛生庁の責任者は話している。

                   【2013-8-13  9:39  広西ニュース

 

ヒト感染性H7N9鳥インフルエンザは今の所パンデミックを起こす可能性が低いといわれています。しかし、インフルエンザウイルスは変異が起こりやすいので油断はできません。また、ヒトの移動にあわせてウイルスが移動することも十分予測されるため、広西省の行っているような監視作業は必要になってきます。

秋、冬と季節が移り替わっていく際に、このH7N9鳥インフルエンザがどう移動していくのか、また感染症例の報告がどのようになっていくのか、ウイルス自体がどう変化していくのか非常に興味をひかれるところではあります。

 

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