H7N9鳥インフルエンザ  information
新潟大学国際保健学教室では、H7N9の様々な情報のrumor surveillanceを行っております。
ALL JAPANで備える」の信条の下、当ブログを通じて皆様に情報がご提供できればと思います

香港で初のH7N9鳥インフルエンザ症例が報告される

12月2日、香港で初めてのヒト感染性A(H7N9)鳥インフルエンザの確定診断がでました。

 

患者:36歳 インドネシア国籍 

場所:香港 (感染は広東省深圳市か?)

職業:家政婦

来歴:11月17日に広東省深圳市へ行き、鶏を絞めてから煮て食べた。

   11月21日に発熱、咳嗽があり、25日、26日と個人診療所へ診察に行く。

   27日から息切れが始まり、香港の病院へ入院。

   29日にICUへ。30日に別の病院へ回され治療を継続中。重症。

接触した家族:4人いるが、いずれも症状は軽い。

 

接触した家族も症状が出ているそうですが、感染しているのかどうかはまだ分かっていません。また、この症例の報告を受けて、深圳市は3つの大きな家禽市場に対し交易を一時的に止め、閉鎖するなどの緊急措置をとっています。

11月に発症した人数はこれで5人となりました。

12月に入ってからの発症例はまだありません。

 

1月末から2月にかけては中国は春節に入りますので、自動的に市場も閉鎖します。

12月にいかに感染者を出さないかが中国の課題になるでしょう。