H7N9鳥インフルエンザ  information
新潟大学国際保健学教室では、H7N9の様々な情報のrumor surveillanceを行っております。
ALL JAPANで備える」の信条の下、当ブログを通じて皆様に情報がご提供できればと思います

H7N9感染者速報 vol.10

新たな感染症例が報告されました。

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【患者】

 1.浙江省湖州市 李(男)38歳 農民

   ■来歴:4月17日発病。現在杭州の病院で治療中。   

 

 2.福建省龍岩市永定県高陂鎮  羅(男) 65歳

   ■来歴:4月18日に原因不明の反復した咳嗽、活動後の胸悶、低熱が出現する。

        23日14:50に咳嗽・喀痰5日、発熱・息切れ2日として龍岩市第二病院

        へ入院。省市の専門家が往診して1.重症肺炎、2.ヒト感染性H7N9鳥

        インフルエンザ疑いとした。確定診断待ち。

        抗ウィルス薬治療と、非侵襲性呼吸補助と中医薬などの中西統合治療に

        より、今の所病状は好転してきている。

        4月26日11時に中国疾病コントロールセンターからH7N9鳥インフルエン

        ザウィルス核酸陽性との結果通知が来る。

        37人の密接な接触者がいたため、予想される発症日を過ぎるまで医学観

        察措置に置いているが今の所異常無し。

             浙江オンライン健康ネット 2013-4-26 17:24:54 

 

これで、報告された感染症例の累計は115例、うち死亡23例となっております。

一時は北上しているのかと思われた感染者の発症報告ですが、ここ数日の報告では中国を南下しているように思われます。

また、浙江省での感染症例の報告数の多さに驚かされます。

早期の適切な抗ウィルス薬治療が、重症化と死亡率を低下させるための大事なファクターになりそうです。