H7N9鳥インフルエンザ  information
新潟大学国際保健学教室では、H7N9の様々な情報のrumor surveillanceを行っております。
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report.11 山東省2例目 小児が退院

約8日強に渡る治療により、山東省の2例目のヒト感染性H7N9鳥インフルエンザ患者の小児が6日回復したと報道がありました。山東省では初めての回復例となります。

 

棗荘市立病院感染疾病病科の主任の孫宝霞によると、山東省の最初の感染症例の密接な接触者は常に医療班によって医学的観察措置をとっていた。4月27日、患児が発熱し、疾病コントロール部ではそのサンプルを採取し、夜には検査をすることができたのは、患児が密接な接触史を持っていたため、医療班が注意していたからである。

孫宝霞は、当日は患児の血液ルーチン検査、胸部レントゲンなどの検査を行い、患児の肺の病変が明らかであることと、CK-MBに異常が出現していることを確認したと話す。

専門チームによる会診により、この患児に対して抗ウィルス薬を使用し、隔離治療を始めた。非常に早期の段階でタミフルを用いることができたことになる。その後、患者の病状は安定し、回復傾向に向かって行った。4月30日に、ウィルス核酸が陰性になり、その後連続4回の試験で陰性という結果を得る。4日目に、患児は基本的に正常に回復した。5月2日には影像学検査をした結果、肺の病巣部は基本的に吸収されていた。

 

国家関係規定(H7N9患者は体温正常、臨床症状の消失、呼吸道サンプルからのヒト感染性H7N9ウィルス核酸検査が連続2回陰性となったら退院できる)に基づいて、この患児は退院可能となった。しかし、H7N9ウィルスの潜伏期間が7日であるため、保険期間として専門家が数日間医学的観察に置いた方がいいと提案した。山東省ヒト感染性H7N9鳥インフルエンザ専門チームによる再度の会診により、この4歳小児患者は完全に国家の退院基準を満たしたため、5月6日に退院した。

 

4月28日、省衛生庁により、省級専門チームは実験室検査結果と臨床表現および疫学的調査により、この小児をヒト感染性H7N9鳥インフルエンアザとして確定診断した。

この4歳の小児の父親である張さんは山東省の最初のH7N9鳥インフルエンザ患者であり、こちらも3日に危険な状態を離脱し、自発呼吸が回復した。今の所、順調に回復している。

 

                     【中国新聞ネット 2013-5-6  16:54】