ヒト感染性H7N9鳥インフルエンザ 台湾の症例のその後
【新華ネット台北 5月12日】
台湾大学医学部付属病院の副院長の張上淳は12日、台湾でのヒト感染性H7N9鳥インフルエンザ確定診断症例は病状が持続して好転し、体内からはウィルスが完全になくなったと発表した。
当日、彼はまだ病室ではあったが、家族と『母の日』を過ごした。
張上淳によると、数回のリアルタイム-PCRを行ったが、患者の体内からはウィルスが検測されなかった。今の所は治療により、患者は身体の全ての機能が性状に回復しており、普通病棟へ移って治療している。
台湾衛生主管部門疾病管理局では、4月24日の夜に通報を受け、台湾地区で初めてヒト感染性H7N9鳥インフルエンザの確定診断症例が出た。入院時は患者は重体であった。
患者は台湾大学医学部付属病院で、※ECMO(体外式膜型人工肺)を9~10日間、使用していた。
ECMOはextracorporeal membrane oxygenationの略称である。体外心肺循環系統で、一種の呼吸と循環補助器を統合した救急装置である。
この装置の主な機能は、薬物治療、動脈内バルーンバンピング、呼吸器治療が無効な心不全に対して用いることで、肺が機能不全を起こしている病人を短期間補助し、生命系統を支持することである。
台湾大学医学部付属病院は、ECMOによって、心臓が1時間止まっていても、17%の病人が蘇生可能であることを発見している。
中国語では、叶克膜(yekemo)。