report.6 H7N9鳥インフルエンザ 患者のプライバシーと報道
人民ネット北京が5月2日に、国家衛生計画生育委員会のホームページの情報からまとめた情報によると、4月24日16:00から5月1日16:00までで、中国全土で増加したヒト感染性H7N9鳥インフルエンザの確定診断病例は19例であった。
その内訳は、
①江西省:5例
②浙江省:4例
③江蘇省:3例
④福建省:3例
⑤山東省:1例
⑥河南省:1例 であった。
全国で報告があったのは127例(5月1日夕方に128例となった)が確定診断を受けており、その中で26人死亡し、26人が回復している。病例は散発状態にあり、未だヒト-ヒト感染の証明はされていない。
【人民ネット 2013-5-2 9:46】
一時のことを思うと感染者の報告が減ってきたのではないかと思います。
台湾では『患者のプライバシーを守る』ための報道の規則を設けています。
H7N9の感染者の個人情報や写真などは、プライバシーを保護するために報道の自粛をするようにとの声明を5月1日に出しました。
台湾伝染病予防治療規定に、この『患者のプライバシー』という規定が組み込まれており、違反したものは9万元~45万元(日本円:150万~750万円)の罰金刑になるということです。
【新華ネット 2013-5-1 19:27】
中国の報道では、患者本人の顔写真や、病室での様子などについて細かく報道されていましたが、最近ではそれもやや少なくなり、段々と規制がかかってきているような状況です。